| 戸田 みなさんこんにちは。 今コーディネーター藤井さんからおっしゃられたように、「びわ湖の深呼吸」。学者、先生方、研究者のみなさんは、「びわ湖が危ない」「魚が危ない」「水が危ない」というような危機感を持って研究されておりますので、発表される時は漁師としても「えっ、どうするの。そんなに、酸素がなくなってしまうの。雪降らなあかんねんや」という思いを持ちました。そんな中で二月に入っての雪の朝。漁に出る前に雪が船に積もっています。その雪どけ作業をした後に漁に出るのが全然苦にならなかった。すごく楽しかったです。 今日「山からびわ湖へ」ということですが、「びわ湖は今山へ」という形に置き換えてお話させていただけたらいいかと思います。 まず、藤井さんからお名前が上がりました畠山重篤さん。牡蠣養殖業を気仙沼でされている方で、私もこの方の本を読んで知ったのですが、「森は海の恋人活動」の最先端を行く人です。この方が牡蠣の養殖研究でフランスのロワール川河口周辺に行かれた時に、初めて「海から森を見る」という視点を得たそうなんですね。これがまさに二〇年前、「海で生活する漁業者による森林再生植林事業」の始まりだったんです。 遅ればせながら一昨年より滋賀県の漁業者も、高島と野洲地区だけに限定されてはいますが、「漁民の森づくり」を始めました。湖を守るには森を守らねばならない。森を守るには森を守る人「森の番人」たる農村部の方々を守らねばならない。 |  戸田 直弘さん |
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遅ればせながら一昨年より滋賀県の漁業者も、高島と野洲地区だけに限定されてはいますが、「漁民の森づくり」を始めました。湖を守るには森を守らねばならない。森を守るには森を守る人「森の番人」たる農村部の方々を守らねばならない。じゃあ漁師に何ができるか。楢やくぬぎ類を総称して「柞(ははそ)」という古語があるそうです。その「柞(ははそ)の森」を絶やしてはいけない。畠山さんの牡蠣は、びわ湖ではしじみに置き換えられます。しじみを育む植物プランクトンは森につながっていることに気づいたんです。 どうぞ、琵琶湖の周りに位置する森づくり再生活動をあたたかく見守っていただけたらと思います。 地域の間伐材などを使って防波堤、消波堤などをつくる。これもすごい効果があることがが立証されてきております。 |